【試乗】北米から新たなプレミアムタイヤが上陸! サフィーロSF5000の全方位性能に驚き

【試乗】北米から新たなプレミアムタイヤが上陸! サフィーロSF5000の全方位性能に驚き

最新の高級セダンとのマッチングもピッタリのパフォーマンス

試乗タイヤ銘柄:サフィーロSF5000
試乗タイヤサイズ
トヨタ・クラウン:225/45R18
トヨタC-HR:215/60R17

「SAFFIRO」(サフィーロ)というタイヤブランドをご存じだろうか?サフィーロ

 日本市場に導入されてからまだ3年しか経っていないため、まだご存知ない人の方が多いだろう。恥ずかしながら自動車ライターを生業とする私も、日々の勉強不足により詳細を把握できていなかった。しかし今回、その「SAFFIRO」が装着されたクルマに試乗する貴重な機会を得たので、丸一日を過ごした印象を報告したい。サフィーロ

「SAFFIRO」はアメリカに拠点を置くタイヤメーカーで、北米市場をはじめグローバルに展開中。乗用車から商用車用、トラック用も取り扱い、数百万本もの在庫を常にキープすることでいかなるニーズにも応えられる体制を整えているという。

 今回は「SAFFIRO」のラインアップのなかでもプレミアムハイパフォーマンスタイヤに位置付けられる「SF5000」を、一般道と高速道路を中心に試してみた。装着されるのは、最新のトヨタ・クラウンとトヨタC-HR。代表的な高級セダンと人気の高いSUVとの相性はどうだろうか。個人的にはまったく初めて試すタイヤということで、あえて予備知識や先入観を持たない状態で試乗に臨んだ。サフィーロ

 まず第一印象としては、いずれのクルマでも良い意味でごく普通、かつ、とても自然なフィーリング。高級セダンのクラウンでは、持ち前の静粛性の高さと乗り心地の良さへの影響についての部分をとくに強く意識しながら味わってみたが、純正仕様での乗り味と異なる部分は何も感じられなかった。言われなければ、タイヤが変わっていることに気がつかないだろう。

 大都市の高速道路に多い、目地段差を乗り越える瞬間の動きも極めて自然。日本の道路で極上の乗り心地を提供するために煮詰められたサスペンションの動きと上手く同調している感触で、路面から伝わる衝撃の吸収と揺れの収束感はとても心地良いものだった。音も極めて静かで、クラウンというクルマの甘美な乗り味に思わずウットリさせられる。サフィーロ

 タイヤは、クルマの乗り味を左右する極めて重要なパーツのひとつで、タイヤがダメだとクルマの持ち味が損なわれるが、日本の最先端の高級車であるクラウンの乗り味を損ねないということは、コンフォート性においてはかなり優秀だと言える。

 現行クラウンは遮音性が極めて高いクルマなので、車内の静けさはクルマそのものの静粛性の高さによるところも大きいと思えたが、試しに窓を開けて走ってみても、タイヤから発せられるノイズは最小限のレベルであることを確認。仮にオープンカーに装着したとしても、タイヤから発せられるノイズで疲労感を覚えずに済みそうだ。サフィーロ

 クラウンほどには静粛性が高められてはいないC-HRでも、乗り心地、ロードノイズともに気になる部分は皆無で、持ち前のSUVらしからぬ軽快な走りをいつも通りに楽しめることを確認。いずれのクルマでも、一般道(高速道路での巡行も含む)を走る限りにおいては「良い意味で普通に快適」という印象は最後まで変わらなかった。サフィーロ

 クルマ好きの場合、たとえコンフォート性能が秀逸でも路面から伝わる手応えなどが希薄になるとガッカリしてしまうものだが、このタイヤは路面インフォメーションを掴みやすい。プレミアムカー向けのタイヤながら、路面とタイヤの接地面がどのような状況にあるのかがイメージしやすく、個人的にはそこが一番気に入ったポイントだった。

 とくにクラウンは、リニアなステアリングフィールが得られるようになった最新型でも、依然として日本の高級車オーナーが求める曖昧さが意図的に残されているが、そういうクラウン特有の緩さとのマッチングはとても良い。適度に柔らかく、そして適度に引き締まったというちょうど良い案配である。サフィーロ

 メインはプレミアムカー向けということで、正直あまり期待はしていなかったコーナリングでのフィーリングも、予想以上に良かった。ワインディングで若干高めの速度域でRがキツめのコーナーに差し掛かっても、簡単にスキール音が出るようなことはなく、良く粘ってくれる。

 このタイヤにかかわらず、プレミアムカー向けとなると絶対的なハイグリップが与えられているわけではないことが多い。だが「サフィーロSF5000」は嫌な腰砕け感はなく、横グリップの限界はジワジワとやってくるタイプなので、山道でも安心感が高い。これは今回感じた美点のひとつだった。サフィーロ

 今回の試乗では、ウエットグリップや耐摩耗性、限界領域での特性などは試せなかったが、一般道で常識的な運転をする限りにおいては気になる点はなく、指摘したくなるようなネガな部分も最後までなかった。サフィーロ

「サフィーロSF5000」は14インチから22インチまで、75サイズ以上という豊富なサイズがラインアップされているのも魅力的だ。乗り心地などのコンフォート性を重視するユーザーは、検討の候補に挙げてみてほしい。

問い合わせ先:フジ・コーポレーション
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