【噂の真相】1度上がったバッテリーは充電しても元には戻らないって本当?

【噂の真相】1度上がったバッテリーは充電しても元には戻らないって本当?

上がってすぐに充電すれば大丈夫だが時間が経過するとダメ

 今どきのクルマは電子制御を大量に採用していて、バッテリーへの負担は大きい。アイドリングストップも当たり前になっているからなおさらだ。以前であれば、エンジンがかかってしまえばあとは発電機からの電気でまかなえていたのだが、今ではそれでは足りなくなることも多く、バッテリーからも供給することも多い。

 そもそもAT全盛なので、上がってしまったら押しがけも無理。そういう意味ではすべてのクルマがEVといっても言い過ぎではないかもしれない。

 負担が増すばかりのバッテリーだが、上げてしまったことは誰でも1度や2度はあるだろう。スモールやルームランプの点けっぱなしでも、丸1日放置すれば上がってしまうことも十分ありうる。

 上がってしまったら、他車からブースターケーブルで電気をもらって始動させるか、充電器で充電するしかない。あとは新品にすっぱりと交換してしまうかだ。よく言われるのが、バッテリーは1度上げてしまうとダメということ。実際のところはどうなるのだろうか?

 ポイントは上がってからの時間。バッテリーメーカーの技術者に聞いても「すぐに充電すれば復活する」とのこと。また経験における実感値だが、だいたい12時間以内ぐらいに気が付いて充電すれば、ほぼ元に戻る。

 それ以降だと、充電して満充電になっても完全に戻らないと思ったほうがいい。ライトが暗かったり、アイドリングが不安定になってたり。さらにはすぐにまた上がってしまうこともある。

 バッテリーというのは鉛の板と希硫酸を反応させて電気を溜めたり、放電している。電気が空の状態で放置していると希硫酸分が失われたままになったり、鉛板が傷んだりしてしまい本来の性能が発揮されなくなってしまう。

 すぐに充電ができ、一瞬のバッテリー上がりであれば、これらの機能は失われず、復活しやすくなるというわけだ。上がったまま放置していたようなバッテリーは、安心を得るという点でも、新品に交換したほうがいいだろう。

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