JEVRAシリーズ最終戦は大荒れ、波乱の展開! 結果はなんと!

 日本電気自動車レース協会(JEVRA)の2011年最終戦「全日本袖ヶ浦EV50Kmレース大会」が、10月30日(日)、千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された。

 午前中の予選はうす曇りの天候だが、その後時間が進むごとに上空の雲は厚さを増していった。そして各車がグリッドに着く直前、それまで持ちこたえ てきた空から、ポツリポツリと雨粒が落ちてきた。Sタイヤを装着している車両にとって、タイヤ交換も選択肢に入るが、各車ともタイヤ変更ナシで、グリッド にクルマを並べた。

Jevrard401今回のこのレースでは、ウォーミングアップラップなしのスタンディングスタート。スタート前残り3分を切ったあたりから、雨が強くなり路面が濡れ始めた が、予定通りレースはスタート。ポール・ポジションの#9 OUTER PLUS☆TiR☆TESLA(井土智洋選手)のテスラ・ロードスターがぶっちぎりのスタートで格の違いを見せる。

Jevrard402続くは2番手スタートの#72 NATSリーフ(金井亮忠選手)か、3番手スタートの#3エンドレスアドバンリーフ(青木孝行選手)と思いきや、#23日産LEAF(田中耕介選手)がス タートダッシュで、2番手浮上。金井選手も青木選手も、電気を大きく消費する発進加速を抑えて走行をスタートさせた。

Jevrard403リーフ勢に遅れることなく着いていくのは、#39ウェルマー☆ビルズ☆EVミラ(丹羽和彦選手)。少し離れて、三菱i-MiEVと#21 TES-ERA EV(硲文彦選手)。この3集団がスタート直後に集団を形成。その後ろに#86CATS EV86(田中達美選手)。予選セッションをキャンセルした#6 ガレージ久里浜BS☆VITZ(戸敷直人選手)もピットスタートで各車を追う。

Jevrard404ところが、3周目の4コーナーで、リーフ勢を追いかけていた#39ウェルマー☆ビルズ☆EVミラが横転。ドライバーは無事だったものの、赤旗でレースは中 断。各車両はホームストレート上のグリッドに戻り、車両回収の間待機。レースは、この3ラップを引いた18周で再スタートとなる。

Jevrard405再スタート後も、井土選手のテスラ・ロードスターが先行し、2番手には、スタートダッシュした田中選手を先頭に5台のリーフ集団。それに、続くのが、当編 集部の石川操る#59菊水電子工業・XaCAR・i-MiEV、そして、#5千葉県自動車総合大学校i-MiEV(鵜野勝選手)、TES-ERA、ヴィッ ツ、そして大幅に遅れてEV86。

 雨は降り止まず、しかしひどくなることも無かった。スリップして回ってしまう車両もあったが、レースは大きな波乱も無く、テスラは若干ペースを落として慎 重に走行したため、リーフ勢をラップする直前にチェッカー。つまりリーフ勢は規定周回数21周を走ることになり、一部車両はチェッカーを受けた後に電欠ス トップしたという。

Jevrard407そして今回注目のEV-Pクラスのテセラは、1分50秒台前半で走行(レース中のベストラップは1分51秒386)。また、フロントにモーター、リアの荷 室部分にバッテリーを搭載したEVコンバートのヴィッツ(詳細は非公開という謎の存在!)も、同様に1分50秒台前半で走行(レース中のベストラップは1 分52秒758)。8位、9位でチェッカーを受けた。

Jevrard408レース後、黄旗追越があったということで、審議が開かれ、チェッカーを受けたのは、#72 NATSリーフ、#23日産LEAF、#3エンドレスアドバンリーフ、#10ZUMMY RF☆GSONIX LEAF(深栖健男選手)、#7 OUTER PLUS☆TiR☆LEAF(井土佐知子選手)という順であったが、72号車、3号車、10号車が1周減算、23号車が2周減算という裁定となった。

Jevrard409その結果、リーフ勢ではペナルティを受けなかった7号車がトップ。井土夫婦で総合ワンツーという快挙(?)となった。

Jevrard410ちなみに、編集部で参戦した#59菊水電子工業・XaCAR・i-MiEVは7位、クラストップでチェッカー。シーズンを通してのエントリー車両 が無いEV-3クラスで、開幕戦優勝の山路慎一選手、第2戦優勝の国沢光宏選手、第3戦の菰田潔選手に続き、4人目の優勝者となった。

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